2005年全日本大学対抗選手権大会観戦記
と き 平成17年8月3〜4日
ところ
いよいよ、今年最大のイベント全日本大学対抗選手権大会が始まった。
プログラムを開くと、第一シードに我が中央大学の名が輝いていた。連覇成るか。
1日目
2回戦 対
対戦し 3:1 で勝利したが、非常にまとまりの有るチームで伸び伸びと思い切っ
たプレーをしていた。不覚にも、この段階で1敗を帰してしまった。第一経済大学(福
岡県
4回戦目は、青山学院大学と対戦した。東都リーグの仲間であり、組み易いと戦う前
は思っていた。結果的に3:1 という対戦スコアで勝ったが、内容的にはどの試合も大
苦戦を強いられて漸く勝利できたのであった。油断大敵とはこういうことであった。
どうもおかしい。一所懸命にプレーしているがどの選手も、疲れているようで精彩が
ない。午後2時頃、大会本部から、当初の予定を変更して1日目に準々決勝戦まで進
行するとの情報があり、待機することになったがその後3時間あまりして準々決勝戦
は翌日になるとの知らせが来た。宿に早く帰って選手を休ませたかったのに、大会本部
は何をしているのか非常に腹立たしかった。
2日目
準々決勝戦は、天理大学を破って来た東北福祉大学と対戦することになった。ここ2,3年
東日本大会等で度々対戦していて負けていなかった。大会本部から、試合進行上準々決勝
戦はコート2面展開で実施しますとの知らせが来た。突然の一方的な通知ということと
、大学対抗戦は殲滅戦方式であり、趣旨からして2面展開の試合はおかしいし馴染めない
と思い、某大学の監督と大会本部へ行き説明を求めた。納得できる回答が得られない状況
で時間が来て、今後検討しますとのことで、やむを得ず2面展開で試合を開始した。
1番手 大和田・西川組は、今大会もうひとつ調子が上がらず心配していたが準々決勝戦
になって持ち前の粘りを発揮して、ファイナル戦を制して1勝を挙げた。並行して隣のコ
―トで2番手が戦っていた。高木・岩崎組は各ゲームともリードしていたが大事なところ
で凡ミスが出て、勝てる試合を落とした。後衛高木選手の疲れが気になった。もっと体力
を着けないと夏場は勝てない。まだ1年生、これからが勝負、頑張れ。
3番手 的場・尾木組は東北福祉大学のエース 高橋・佐々木組と対戦。前半から高橋・
佐々木組の調子がよく、やっとゲームカウント2オールに追いついた。いつもならここか
ら的場・尾木組は実力を発揮して勝つパターンだが、逆に高橋・佐々木組の方が確実にポ
イントを挙げてリードされた。特に、後衛高橋選手は以前の粗い攻めがなくなり、緻密な
ゲーム運びをしていた。結果 2:4 で負けた。対戦1勝2敗で殲滅戦に入った。
殲滅戦1試合目
大和田・西川組は1戦目の勝利で気をよくして、後が無いプレツシャーにも動ぜず、ここ
一番の素晴らしいプレーをして 4:0 で完勝した。この勢いで、次もいけると思った。
殲滅戦2試合目
大和田・西川組 対 高橋・佐々木組の決戦になった。1ゲーム目、お互いに気迫の入っ
たプレーでデュースを繰り返す、このゲームを取った方が絶対有利になる。勝利の女神は
高橋・佐々木組に微笑み、大和田・西川組が1ゲーム落とした。2ゲーム目も同じ展開に
なったが、落とす。もう、高橋・佐々木組の勢いが違ってきた。一方的に攻め込まれて、
3ゲームも落とす。4ゲーム目、最後の抵抗するも奇跡は起きなかった。
中央大学 2 ―――――― B 東北福祉大学
能登の異常とも言える猛暑の中、選手も応援も精一杯頑張ったが準々決勝にて敗退した。
反省点はいくつもあると思うが、前年は、ただ一直線優勝に向って突っ走るだけでよかっ
た。ディフェンディング・チャンピオンという立場にプレッシャは無かったかと言えば嘘
になる、受け手立つなと言うが相手がディフェンディング・チャンピオンを倒そう向って
くる、いやでもその立場に置かされる。その覚悟を持って準備しなければ、連覇はできな
い。今年の全日本大会に向って、精神的にも肉体的にもコンデション作りが甘かったことが一番に上げられる。大会に合わせて、最高の状態にもって行かないと連覇は難しい。
キャプテン尾木以下4年生は精一杯頑張った、お疲れさんでした。総監督が反省すべき。
3年生以下は来期の戦いに向け、目標を持って精進しょう。
総監督 石川恵脩 記